こんにちは。
テクノロジー・ライターで「ゼログラビティノートブログ」の管理人です。
仕事の合間や、ちょっとした待ち時間に、何か手軽に楽しめる息抜きを探していませんか。
今回は、そんなあなたにピッタリの、Google検索に隠された面白いミニゲームをご紹介します。
結論として、Google検索で「ドライデルを回す」と入力するだけで、すぐに遊べる隠しゲームがあります。
この記事では、息抜きにぴったりのミニゲーム「ドライデル」の簡単なルールから、知っていると少し面白い背景の豆知識まで、誰でもすぐに楽しめるように分かりやすく解説します。
複雑な登録やアプリのインストールは一切不要で、PCでもスマートフォンでも、思い立ったその瞬間にプレイできるのが魅力です。
この記事を読み終える頃には、あなたもドライデルの楽しさを理解し、きっと同僚や友人に「こんなの見つけたよ。
」とシェアしたくなっているはずです。
この記事でわかること 3点
- 10秒で始められる!Googleドライデルの簡単な遊び方
- コマに書かれた4つの文字の意味とゲームの基本ルール
- 同僚に話したくなる!ドライデルの由来と豆知識
まずはプレイ!Googleドライデルの始め方【3ステップ】
このセクションでは、まず何よりも先に、Googleの隠しゲーム「ドライデル」を実際にプレイするまでの手順を、3つの簡単なステップで解説します。
理屈は後からで大丈夫です。
まずはこの手軽さと面白さを体感してみてください。
ステップ1:「ドライデルを回す」とGoogleで検索する
最初のステップは、あまりにも簡単です。
いつも使っているPCやスマートフォンのブラウザを開いて、Googleの検索窓に「ドライデルを回す」と入力し、検索ボタンを押してください。
たったこれだけです。
私自身、仕事の合間によくGoogleの隠しコマンドで息抜きをしています。
この間、試しに「askew」(日本語で「斜め」という意味です)と検索してみたら、検索結果の画面全体が本当に少し傾いて表示されて、思わず一人で笑ってしまいました。
すぐに隣の席の同僚にシェアして、二人で色々な隠しコマンドを探して盛り上がったものです。
今回のドライデルも、そんな「発見する楽しさ」を手軽に味わえる、素晴らしいイースターエッグ(開発者が隠した遊び心のある機能)の一つなのです。
ステップ2:「回す」ボタンをクリックしてコマを回す
検索を実行すると、検索結果の一番上に、青い背景の四角い枠が表示されるはずです。
その中には、一つのコマ(これがドライデルです)と、その下にある青い「回す」というボタンが目に入るでしょう。
このボタンが、ゲームを開始するためのスイッチです。
躊躇せずに、この「回す」ボタンをクリック、またはタップしてみてください。
すると、画面上のドライデルが勢いよく回転を始めます。
このコマがクルクルと回る様子は、シンプルながらどこか懐かしく、見ているだけでも少し楽しい気分にさせてくれます。
数秒間回転した後、コマはゆっくりと速度を落とし、やがてピタッと静止します。
ステップ3:出た目を確認する
コマが完全に止まると、4つの側面のうちの1つが、あなたの方を向いて表示されます。
その側面には、見慣れない不思議な記号のような文字が書かれているのが分かりますか。
これがヘブライ文字で、ドライデルのゲームにおける「出た目」となります。
この文字が何であるかによって、ゲームの結果が決まるのです。
「え、なんて書いてあるか読めないよ。」と思われたかもしれませんね。
ご安心ください。
次のセクションで、この4種類の文字がそれぞれ何を意味し、どのようなルールでゲームを進めていくのかを、誰にでも分かるように詳しく、そして丁寧に解説していきます。
まずは、この「検索して、回して、目を確認する」という一連の流れを体験できたことが重要です。
これで完璧!ドライデルの基本ルールと4つの文字の意味
このゲームの最も重要な心臓部、それが基本ルールと4つのヘブライ文字の意味です。
一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、実は非常にシンプルで、一度覚えてしまえば誰でもすぐに楽しめます。
このセクションを読めば、あなたもドライデルマスターです。
ここでは、ゲームの目的から各文字のアクション、そして具体的なゲームの流れまで、豊富な例を交えて徹底的に解説します。
ゲームの目的:ポットのチップを総取りすること
ドライデルは、複数人で遊ぶのが基本のゲームです。
まず、ゲームを始める前に、参加者は全員、同数のチップ(コインやお菓子、ゲーム内での点数など、何でも構いません)を用意します。
そして、ゲーム開始時に、全員がそのチップの中から1枚ずつを場の中央に出します。
この中央に集められたチップの山を「ポット」と呼びます。
このゲームの最終的な目的は、このポットに集められたチップをすべて自分のものにすることです。
順番にコマ(ドライデル)を回し、出た目の指示に従ってチップをポットに入れたり、ポットから取ったりを繰り返します。
そして、最終的に誰か一人がポットのチップをすべて獲得した時点で、その人の勝利となるのです。
もちろん、Googleの隠しゲームでは一人で遊ぶことになるので、実際にチップのやり取りは発生しません。
しかし、この「ポットのチップを奪い合う」という本来のルールを知っていると、一人で回している時も、「お、これは大当たりだ!」「あちゃー、これは支払わなきゃ」といった具合に、ゲームの背景を想像しながら、より一層楽しむことができるのです。
4つのヘブライ文字の意味を覚えよう
さて、いよいよドライデルの核心である4つのヘブライ文字の解説です。
それぞれの文字の形と読み方、そしてそれが持つ意味と、プレイヤーが取るべきアクションをセットで覚えましょう。
ここでは、分かりやすいように表形式でまとめてみました。
ドライデルの4つの文字の意味とアクション一覧
| ヘブライ文字 | 読み方 | 意味 | アクション |
|---|---|---|---|
| נ (ヌン) | Nun | なし (Nothing) | 何も起こらない。 次の人の番になります。 |
| ג (ギメル) | Gimel | すべて (All) | ポットのチップをすべて獲得! 最大の大当たりです。 |
| ה (ヘイ) | Hei | 半分 (Half) | ポットのチップの半分を獲得できます。 (奇数の場合は切り上げ) |
| ש (シン) | Shin | 置く (Put in) | 自分の手持ちからチップを1枚ポットに置きます。 |
נ (ヌン) が出た場合は、残念ながら何も起こりません。
良くも悪くもない、いわば「スカ」のような目です。
ג (ギメル) は、このゲームで最もエキサイティングな目です。
これが出れば、その瞬間にポットにあるチップを全て総取りできます。
ゲームが一気に動く、逆転のチャンスです。
ה (ヘイ) も当たりの目です。
ポットの半分を獲得できるので、着実にチップを増やすことができます。
もしポットのチップが奇数枚だった場合は、プレイヤーに有利なように切り上げて計算するのが一般的です(例:7枚なら4枚もらえる)。
ש (シン) は、唯一の支払いアクションです。
これが出たら、自分の手持ちチップから1枚をポットに追加しなければなりません。
手持ちが少ない時には痛い出費となります。
これら4つのアクションを覚えるだけで、もうゲームの基本は完璧です。
【シミュレーション】ゲームの流れを追ってみよう
ルールを覚えたところで、具体的なゲームの流れをシミュレーションしてみましょう。
ここに、管理人、読者の佐藤さん、そして同僚の鈴木さんの3人でドライデルを遊ぶと仮定します。
最初に全員がチップを1枚ずつポットに出したので、ポットには3枚のチップがあります。
1ターン目:管理人
私が最初にドライデルを回します。
コロコロ…出た目は「ה (ヘイ)」でした。
ポットの半分を獲得できるので、3枚の半分の切り上げで2枚を私がもらいます。
ポットの残りは1枚になりました。
2ターン目:佐藤さん
次に佐藤さんの番です。
回したドライデルは…「ש (シン)」が出ました。
これはチップを1枚置くアクションです。
佐藤さんは手持ちから1枚をポットに追加します。
ポットは2枚に戻りました。
3ターン目:鈴木さん
鈴木さんが回すと、「נ (ヌン)」が出ました。
何も起こりません。
ポットは2枚のまま、次の人の番に移ります。
4ターン目:管理人(2周目)
再び私の番です。
運を天に任せて回すと…なんと「ג (ギメル)」が!大当たりです。
私はポットにある2枚のチップを全て獲得しました。
ポットは空っぽの0枚になりました。
5ターン目:佐藤さん(2周目)
ポットが空になってしまいました。
こういう場合は、全員が再びチップを1枚ずつポットに出してゲームを再開します(これを「アンティ」と呼びます)。
ポットは再び3枚になりました。
佐藤さんが回すと、今度は「ה (ヘイ)」が出ました。
ポットの半分、2枚を獲得です。
…といった具合に、ゲームは続いていきます。
どうでしょうか。
このように、シンプルなルールながら、一喜一憂があって意外と盛り上がるのがドライデルの魅力なのです。
なぜGoogleに?知って楽しいドライデルの豆知識
さて、ここまででドライデルの遊び方はマスターできたかと思います。
しかし、ペルソナである佐藤さんのような知的好奇心が旺盛な方は、きっとこう思っているはずです。
「そもそも、このドライデルって何なの?」「どうしてGoogleの隠し機能になっているの?」と。
このセクションでは、そんなあなたの知的好奇心を満たすための、ちょっとした豆知識をご紹介します。
これを読めば、明日同僚に話したくなること間違いなしです。
「ドライデル」はユダヤ教の伝統的なゲーム
実はこの「ドライデル」、ユダヤ教のお祭りである「ハヌカ」の期間中に、主に子供たちが遊ぶための伝統的なコマ遊びなのです。
ハヌカは「光の祭り」とも呼ばれ、ユダヤ暦で毎年行われる重要なお祝いの一つです。
家族や友人が集まり、食事を共にし、プレゼントを交換したり、そしてこのドライデルで遊んだりして過ごします。
私自身も、以前海外の友人と文化について話していた時に、このハヌヤとドライデルのことを教えてもらいました。
最初はただの子供のコマ遊びだと思っていたのですが、その背景には深い歴史と文化的な意味が込められていると知って、非常に驚いた経験があります。
単なるゲームにも、人々の暮らしや歴史が息づいていることを感じた瞬間でした。
そんな豆知識を知っていると、このシンプルなゲームがまた違った面白いものに見えてきますよね。
コマの文字に込められたメッセージ
ドライデルの4つの面に書かれたヘブライ文字、נ (ヌン)、ג (ギメル)、ה (ヘイ)、ש (シン)。
これらは、実はある言葉の頭文字をつなげたものなのです。
それは「נס גדול היה שם (Nes Gadol Hayah Sham)」というヘブライ語のフレーズで、「偉大なる奇跡が、そこに起こりき」という意味になります。
これは、かつてユダヤの人々が経験した奇跡的な出来事を記念していると言われています。
さらに面白いことに、イスラエル国内で使われるドライデルは、最後の文字が少しだけ違います。
「そこに(Sham)」を意味する ש (シン) の代わりに、「ここに(Poh)」を意味する פ (ペイ) が使われ、「偉大なる奇跡が、ここに起こりき」となるのです。
場所によってコマの文字が違うなんて、面白いですよね。
なぜGoogleの隠しコマンドに?
では、なぜこのユダヤ教の伝統的なゲームが、Googleの隠しコマンド、いわゆるイースターエッグとして採用されているのでしょうか。
これにはGoogleの企業文化が関係していると考えられます。
Googleは、世界中の様々な文化や祝祭日、偉人などを尊重し、それをユーザーと共有することを大切にしています。
例えば、祝日や記念日にGoogleのトップページのロゴが変わる「Doodle(ドゥードゥル)」を見たことがある人も多いでしょう。
あれもその一環です。
ドライデルのゲームをイースターエッグとして実装することも、ハヌカという特定の文化的なイベントを祝い、世界中のユーザーに紹介するための、Google流の粋な計らいなのかもしれません。
特定の文化だけでなく、科学やアート、そして「遊び心」そのものを大切にするGoogleの姿勢が、このような楽しい隠し機能を生み出しているのです。
もっと楽しむ!ドライデルの応用的な遊び方
Googleのドライデルは一人でも手軽に楽しめますが、その本質はやはり皆でワイワイと遊ぶコミュニケーションツールとしての側面にあります。
ここでは、基本的なルールをマスターしたあなたが、さらにドライデルを楽しむための応用的な遊び方をいくつか提案します。
実際にチップを用意して友人と遊んでみよう
最もおすすめなのが、このGoogleドライデルを「電子サイコロ」として活用し、実際にチップを用意して遊ぶ方法です。
会社の休憩時間に同僚と集まって、チップの代わりにチョコレートやキャンディーを賭けて遊んでみるのはどうでしょうか。
「ギメルが出たら全部もらえる!」となれば、きっと想像以上に盛り上がるはずです。
また、最近ではオンラインでのコミュニケーションも増えていますよね。
オンライン飲み会の最中に、画面共有機能を使ってGoogleドライデルをみんなでプレイするのも面白いでしょう。
それぞれの結果に応じて、誰かが面白い話をしたり、次の飲み物を決めたりと、ゲームのアクセントとして使うことができます。
手軽に始められるデジタルなツールでありながら、アナログなコミュニケーションのきっかけを作ってくれる。
それがドライデルの隠れた魅力なのです。
ローカルルールを追加してオリジナルゲームに!
基本的なルールに慣れてきたら、次は自分たちだけのローカルルールを追加して、ゲームをさらに面白くカスタマイズしてみましょう。
ルールは自由です。
いくつかアイデアを挙げてみますね。
- ヌン連続ペナルティ: 「נ (ヌン)」が2回連続で出た人は、自分のチップを1枚ポットに置く。
- ギメル・フィーバー: 「ג (ギメル)」を出した人は、皆から拍手喝采を浴びる権利を得る。
- シン救済ルール: 手持ちチップが0枚の時に「ש (シン)」が出ても、ペナルティは免除される。
- ジャックポット: 特定の順番で特定の目が出たら(例:ヌン→ギメル→ヘイ→シンの順)、ポットとは別にボーナスチップがもらえる。
このように、少しルールを付け加えるだけで、ゲームの戦略性やドキドキ感が格段にアップします。
ぜひ、仲間内で面白いルールを考えて、オリジナルのドライデルを楽しんでみてください。
【おまけ】Googleには他にも面白い隠しコマンドがたくさん!
ドライデルをきっかけに、「Googleの隠しコマンドって面白い!」と感じていただけたのではないでしょうか。
実は、Googleにはまだまだたくさんのイースターエッグが隠されています。
ここでは、その中でも特に有名で面白いものをいくつかご紹介します。
ぜひ、この記事を読み終えた後に試してみてください。
一回転(do a barrel roll)
検索窓に「do a barrel roll」と入力して検索してみてください。
すると、検索結果の画面全体が、その名の通り「バレルロール(横回転)」を始めます。
初めて見た時は、自分のPCがおかしくなったのかと驚くこと間違いなしの、非常に有名な隠しコマンドです。
斜め(askew)
この記事の冒頭で私が紹介したコマンドです。
「askew」と検索すると、画面が少しだけ傾いて表示されます。
ほんの少しの違和感が、じわじわと面白さを感じさせる、通好みのイースターエッグと言えるかもしれません。
パックマン(pacman)
「pacman」と検索すると、なんと検索結果の画面上で、あの伝説的なゲーム「パックマン」を実際にプレイすることができます。
休憩時間が、あっという間に溶けてしまう可能性があるのでご注意を。
他にもたくさん!
ここで紹介したのは、ほんの一部です。
他にも「Zerg Rush」と検索すると検索結果が攻撃されたり、「Conway’s Game of Life」と検索すると生命の誕生をシミュレートする不思議な模様が現れたりと、探せば探すほど新しい発見があります。
ぜひ、あなただけのお気に入りの隠しコマンドを見つけてみてください。
まとめ:Googleドライデルで賢く息抜きしよう!
今回は、Google検索に隠されたミニゲーム「ドライデル」について、その遊び方からルール、そして背景にある面白い豆知識まで、詳しく解説してきました。
この記事の重要なポイントを、最後にチェックリスト形式で振り返ってみましょう。
今日のポイント・チェックリスト
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 遊び方 | Googleで「ドライデルを回す」と検索するだけ! |
| ゴール | ポットのチップを総取りする(ギメルを出す) |
| 豆知識 | ユダヤ教のハヌカで遊ばれる伝統的なゲーム |
| 楽しみ方 | 会社の同僚や友人と、実際のお菓子を賭けて遊ぶと盛り上がる! |
たった一つの検索キーワードから、新しいゲームを知り、異文化に触れ、そして日々の仕事の中にちょっとした「遊び」を取り入れることができる。
ドライデルは、そんなスマートな息抜きのきっかけを与えてくれます。
さあ、今すぐお使いのブラウザで新しいタブを開いて、「ドライデルを回す」と検索し、今日のあなたの運勢を占ってみましょう!
