X(旧Twitter)で他人の「いいね」は見れる?見えなくなった理由とiPhoneでの確認方法、安全なツールを徹底解説

X(旧Twitter)で他人の「いいね」は見れる?見えなくなった理由とiPhoneでの確認方法、安全なツールを徹底解説
X(旧Twitter)で他人の「いいね」は見れる?見えなくなった理由とiPhoneでの確認方法、安全なツールを徹底解説

【結論】
2024年6月のXの仕様変更により、プライバシー保護の観点から、他人の「いいね」欄は完全に非公開となりました。

現在、安全に他人の「いいね」一覧を見る方法は存在しません。この記事では、なぜ見れなくなったのか、自分の「いいね」をiPhoneで確認する公式な方法、そして「いいねが見れる」と謳うツールの危険性まで、あなたの疑問にすべてお答えします。

【この記事でわかること】

  • Xで他人の「いいね」が見れなくなった根本的な理由
  • 自分の「いいね」をiPhoneやPCで安全に確認するための唯一の公式手順
  • 「いいねが見れる」と謳う外部ツールの危険性と、それに代わる分析アプローチ
目次

【結論から】Xで他人の「いいね」が見れなくなった理由

「なぜ、急に他人のいいねが見れなくなったんだろう?」多くの方が抱いているこの疑問に、まず結論からお答えします。

これは、Xがユーザーのプライバシーを強化するという明確な意図を持って実施した、全ユーザーに適用される公式な仕様変更によるものです。

このセクションでは、その背景にある理由と、仕様変更の正確な範囲について、誰にでも分かるように解説します。

2024年6月の仕様変更で「いいね」欄は非公開に

今回の変更で押さえておくべき最も重要なポイントは、「いいね」機能のすべてが使えなくなったわけではない、という点です。混乱を避けるために、何が変わり、何が変わっていないのかを正確に理解しましょう。

変更された点:
  • 他人のプロフィール画面にあった「いいね」タブが非表示になった

これまでは、特定のユーザーのプロフィールページにアクセスすると、「ポスト」「返信」「メディア」と並んで「いいね」というタブがありました。

ここをクリックすれば、その人が過去にどのポストに「いいね」をしたかの一覧を誰でも閲覧できていました。

今回の仕様変更で、このタブそのものが他人からは見えなくなりました。

変更されていない点:
  • 各ポストに表示される「いいね」の数
  • 各ポストについた「いいね」をした人の一覧

あなたがタイムラインを眺めているとき、個々のポストの下に表示されるハートマークの横の数字(いいね数)は、これまで通り表示されます。

また、その数字部分をクリック(タップ)すれば、誰がそのポストに「いいね」をしたかの一覧も確認できます。

つまり、「このポストには誰がいいねしたか」は分かりますが、「あの人はどのポストにいいねしたか」の一覧を追跡することはできなくなった、ということです。

この違いは、SNS分析を行う上で非常に重要なので、しっかりと覚えておいてください。

主な理由は「プライバシーの保護」とX公式が発表

では、なぜXはこの仕様変更に踏み切ったのでしょうか。

Xの公式発表によると、その最大の目的は「ユーザーのプライバシー保護」です。

X Engineeringアカウントのポスト(2024年6月12日)

“This week we’re making Likes private for everyone to better protect your privacy.
– You will still be able to see posts you have liked (but others cannot).
– Like count and other metrics for your own posts will still show up under notifications.
– You will no longer see who liked someone else’s post.
– The author of a post can see who liked their posts.”

(日本語訳:今週、皆さんのプライバシーをより良く保護するため、「いいね」を全員に対して非公開にします。 – あなたが「いいね」したポストはあなた自身は見ることができます(しかし他人は見れません)。 – あなた自身のポストの「いいね」数やその他の指標は通知欄に表示され続けます。 – 他の誰かのポストに誰が「いいね」したかを見ることはできなくなります。 – ポストの投稿者は、自分のポストに誰が「いいね」したかを見ることができます。)

この発表からわかるように、Xはユーザーが他人の目を気にすることなく、より自由かつ安心して「いいね」機能を使える環境を目指しています。

自分がどんな投稿に興味を持っているかは、非常に個人的な情報です。

それが他人に筒抜けの状態であったこれまでの仕様は、時としてユーザーを心理的なプレッシャーに晒したり、意図しない形で興味関心を分析されたり、場合によっては嫌がらせの標的にされたりするリスクをはらんでいました。

今回の非公開措置は、そうしたリスクからユーザーを守り、プラットフォームの健全性を高めるための重要な一歩と言えるでしょう。

【体験談】突然の仕様変更は分析担当者にも衝撃だった

私自身、SNSアナリストとしてクライアントのマーケティング支援を行う中で、インフルエンサーや競合アカウントの「いいね」動向を参考にすることは少なくありませんでした。

どの分野の投稿に関心を示しているか、どんなユーザーとエンゲージメントを築いているかは、貴重な分析データの一部だったからです。

ですから、今回の仕様変更はまさに青天の霹靂でした。

ある朝、いつものように分析ツールを起動すると、APIからのデータ取得が軒並みエラーに。

最初はツールの不具合かと思いましたが、すぐにXの公式発表を確認し、これが恒久的な仕様変更であることを理解しました。

進行中だったプロジェクトの分析レポートは、前提が根底から覆され、大幅な方針転換を余儀なくされました。

クライアントへの説明に追われ、代替となる分析手法を急遽模索する日々は、本当に大変でした。

この経験から私が学んだのは、「プラットフォームの公式発表を一次情報として常に確認し、非公式な方法やいつ変わるか分からない仕様に依存した分析は極めて危険である」という教訓です。

便利な機能が突然使えなくなるのはSNSの世界では日常茶飯事です。

だからこそ、私たちはその変化に一喜一憂するのではなく、その背景にある思想を理解し、より本質的な情報(この場合はポストの内容そのものなど)に目を向ける適応力が求められるのです。

【唯一の公式手順】自分の「いいね」一覧を確認する方法

他人の「いいね」は見れなくなりましたが、もちろん自分が過去に「いいね」したポストの一覧は、これまで通り確認できます。

しかし、ここで一つ注意点があります。

特にiPhoneユーザーの方は、いつも使っているXの公式アプリでは確認できないのです。

このセクションでは、PCとiPhone、それぞれのデバイスで自分の「いいね」履歴を閲覧するための、唯一の正しい公式手順を画像付きで詳しく解説します。

PC(ブラウザ版)での確認手順

PCをお使いの場合ブラウザ版のXから簡単に自分の「いいね」一覧にアクセスできます。手順は非常にシンプルです。

ステップ1:プロフィール画面にアクセス
まず、Xにログインし、画面左側のメニューから「プロフィール」をクリックします。

ステップ2:「いいね」タブをクリック
あなたのプロフィールページが表示されます。「ポスト」「返信」「ハイライト」「メディア」と並んで、「いいね」というタブがありますので、ここをクリックしてください。

これで、あなたが過去に「いいね」したポストが時系列で一覧表示されます。

この方法は非常に直感的で、迷うことはないでしょう。

iPhoneでの確認手順【※アプリ版では見れません】

さて、ここが最も多くの方がつまずくポイントです。iPhoneのX公式アプリには、自分の「いいね」一覧を表示する機能がありません。

多くのユーザーは日常的に公式アプリを利用しているため、プロフィール画面に「いいね」タブがないことに気づき、「自分のいいねも見れなくなったの?」と勘違いしてしまうことがあります。

しかし、ご安心ください。これはアプリのUI(ユーザーインターフェース)上の仕様であり、機能がなくなったわけではありません。

iPhoneで自分の「いいね」を確認するには、App Storeからダウンロードしたアプリではなく、SafariやChromeといったWebブラウザを使ってXにアクセスする必要があります。

なぜこのような仕様になっているのか、明確な理由は公表されていません。

しかし、一般的にモバイルアプリは、PCのブラウザ版が持つ全ての機能を搭載するのではなく、利用頻度の高い主要機能に絞ってシンプルで軽快な操作性を目指す傾向があります。

もしかしたら、「いいね」履歴の閲覧機能は、アプリ上では優先度が低いと判断されているのかもしれませんね。

iPhoneのブラウザで自分の「いいね」を見るステップ

それでは、具体的にiPhoneのSafariを使って自分の「いいね」を確認する手順を見ていきましょう。

スクリーンショットと共に、一つずつ丁寧に解説します。

ステップ1:SafariでXにアクセスし、ログイン
まず、Safariを起動し、アドレスバーに「x.com」と入力してXのサイトにアクセスします。まだログインしていない場合は、ご自身のアカウント情報(電話番号、メールアドレスまたはユーザー名とパスワード)を入力してログインを完了させてください。

ステップ2:自分のプロフィールアイコンをタップ
ログインが完了すると、タイムラインが表示されます。画面の左上にある、あなた自身の丸いプロフィールアイコンをタップしてください。

ステップ3:「プロフィール」を選択
画面の左側からメニューが表示されます。一番上にある「プロフィール」という項目をタップします。

ステップ4:「いいね」タブをタップ
あなたのプロフィールページが表示されます。PC版と同じように、「ポスト」「返信」などと並んで「いいね」タブがありますので、ここをタップしてください。

以上の手順で、iPhoneのブラウザ上でも無事に自分の「いいね」履歴を閲覧できます。

少し手間に感じるかもしれませんが、これが唯一の公式な確認方法ですので、ぜひブックマークしておくことをお勧めします。

「他人のいいねが見れる」と謳う外部ツールの危険性

「公式では見れないなら、何か特別なツールを使えば見れるのでは?」SNS分析に熱心な方ほど、そう考えてしまうかもしれません。

実際に検索してみると、「他人のいいねを閲覧可能!」などと謳う、魅力的に見えるサードパーティ製のツールやWebサービスが見つかることがあります。

しかし、私はSNSアナリストとしての立場から、断言します。絶対に手を出してはいけません。

このセクションでは、なぜそれらのツールが危険なのか、その仕組みと具体的なリスクについて、私の経験も交えながら徹底的に解説します。

結論:安全なツールは存在しない

まず、なぜ安全なツールが存在しないと言い切れるのか、その根本的な理由を理解しましょう。

それは、Xが外部の開発者向けに提供しているAPI(エーピーアイ)という、公式のデータ連携の仕組みが関係しています。

APIを身近な例で例えるなら、レストランのウェイターのようなものです。

あなたが客(外部ツール)で、厨房がXの巨大なデータベースだとします。

あなたはウェイター(API)に「〇〇というデータが欲しい」と注文すると、ウェイターは厨房(X)にそれを伝え、厨房が許可した料理(データ)だけをあなたの元に運んできます。

今回の仕様変更により、Xの厨房は「他人の『いいね』一覧」という料理の提供を、公式に一切やめてしまいました。

つまり、正規のウェイター(公式API)にいくら注文しても、そのデータが出てくることは絶対にありません。

では、非公式ツールはどうやって情報を取得しようとするのでしょうか。

それは、ウェイターを通さずに厨房に忍び込むような、極めて規約違反に近い、あるいは完全に違反した手段を取ろうとします。

このような行為をXが許すはずがなく、常に監視しているため、安全性が担保されたツールなど存在しえないのです。

非公式ツールに潜む3大リスク

それでも「少しだけなら…」と軽い気持ちで非公式ツールに手を出してしまうと、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。

具体的には、以下の3つの大きなリスクが常に伴います。

  1. アカウント乗っ取り
    多くの非公式ツールは、情報を取得するためにあなたのXアカウントでの「連携認証」や、ID・パスワードの入力を求めてきます。これは、あなたの家の鍵を見ず知らずの他人に渡すようなものです。悪意のある開発者が作ったツールだった場合、入力した情報はすべて筒抜けになり、あなたのアカウントが乗っ取られてしまう危険性があります。スパム投稿の踏み台にされたり、DMを盗み見られたり、最悪のケースではアカウントを永久に失うことにもなりかねません。
  2. アカウント凍結
    たとえ乗っ取りの意図がないツールだったとしても、そのツールがXのサーバーに対して行うデータの取得方法が規約違反である場合がほとんどです。Xのシステムは、このような不審なアクセスを常に監視しており、規約違反のツールを利用しているアカウントを検出すると、警告なしに機能を制限したり、アカウントを一時的あるいは永久に凍結する措置を取ることがあります。あなたの就職活動や研究に不可欠なアカウントが、ある日突然使えなくなるリスクを冒すべきではありません。
  3. 個人情報の漏洩
    アカウント連携を許可するということは、あなたが許可した範囲の個人情報(プロフィール情報、フォロー・フォロワーリストなど)へのアクセス権をツールに与えるということです。信頼性の低いツールは、セキュリティ対策が杜撰であったり、収集したデータを悪用・転売したりする可能性があります。あなたの個人情報が、あなたの知らないところで不正に利用される危険性があるのです。

これらのリスクは、決して大げさな話ではありません。

便利さの裏には、常に代償が伴うことを忘れないでください。

【実例】友人がアカウント凍結された話

ここで、少し私の個人的な話をさせてください。

私の友人にも、あなたと同じようにSNS分析に熱心な人物がいます。

彼は数年前、あるイベントの参加者の反応を分析するために、特定のハッシュタグがついた投稿を自動で収集するという、当時グレーゾーンとされていた非公式ツールに手を出してしまいました。

最初は順調にデータを収集できていたため、「これは便利だ」と彼は喜んでいました。

しかし、その数日後、彼のXアカウントは「自動化ルールに違反した」として、突然凍結されてしまったのです。

彼はXのサポートに何度も異議申し立てをしましたが、一度下された決定は覆らず、大学時代から長年育ててきた大切なアカウントを永久に失ってしまいました。

彼が失ったのは、数千人のフォロワーだけでなく、友人たちとの大切な思い出やコミュニケーションの場そのものでした。

彼が後悔しながら言った「ちょっと楽をしようとしただけなのに…」という言葉が、今でも私の耳に残っています。

この一件は、私に非公式ツールに頼ることの危険性を、身をもって教えてくれました。皆さんが彼と同じ過ちを犯さないことを、心から願っています。

就活や卒論で「いいね」分析ができない今、どうすべきか?

他人の「いいね」は見れなくなり、安全なツールも存在しない。

その事実は、特に卒業論文の研究や就職活動でSNS分析を行おうとしていたあなたにとって、大きな壁に感じられるかもしれません。

しかし、ここで立ち止まってしまうのは非常にもったいないことです。

実は、「いいね」という一つの指標が使えなくなった今だからこそ、私たちはより本質的で、深い分析アプローチに目を向けるチャンスを得たのです。

このセクションでは、「いいね」の代替となる、3つの具体的な分析手法を提案します。

視点を変える:「いいね」以外の公開情報を分析しよう

「いいね」は、そのユーザーの「受動的な興味」を示す指標でした。

しかし、Xにはユーザーの「能動的な意思」を示す、より価値のある公開情報が溢れています。

視点を少し変えるだけで、見えてくる世界は大きく変わります。

  • ポスト内容の傾向分析
    これが最も基本的かつ重要な分析です。分析対象のアカウントが、「いつ、どのようなトピックについて、どんな言葉を使って、どんな感情(ポジティブ/ネガティブ)でポストしているか」を継続的に観察します。これにより、そのユーザーの興味関心の核、専門性、価値観などを深く理解できます。例えば、就職活動で志望している企業の社員アカウントを分析するなら、業界ニュースについて頻繁に言及しているか、自社製品への愛着が感じられるポストが多いか、などをチェックすることで、企業文化を垣間見ることができるでしょう。
  • フォロー/フォロワー分析
    「その人が誰をフォローしているか」は、その人がどのような情報源から影響を受けているか、誰の意見を重要視しているかを示す羅針盤です。業界のキーパーソンや専門メディアを多くフォローしているなら、情報感度の高い人物かもしれません。逆に、「誰にフォローされているか」は、その人がどのようなコミュニティに属し、どんな層から支持されているかを示します。
  • リポスト/引用の分析
    リポスト(旧リツイート)や引用は、「いいね」よりも遥かに強い「共感」や「言及したい」という意思の表れです。特に、ただリポストするだけでなく、自身の意見を加えて引用している場合、そのトピックに対する関心の高さが伺えます。どのようなニュースや意見に賛同し、広めようとしているのかを分析することで、そのユーザーのスタンスや問題意識を把握する大きな手がかりになります。

自分のアカウントの「いいね」を分析する

灯台下暗し、という言葉がありますが、分析対象はなにも他人だけではありません。

あなた自身のアカウントも、実は貴重な分析データの宝庫です。先ほど解説した手順で、あなた自身の「いいね」履歴を遡って見てみてください。

  • 自分の興味関心の可視化(自己分析)
    「自分はこんなポストに心を動かされるのか」「この時期は、このテーマに夢中だったんだな」といった発見があるはずです。就職活動の自己分析で行き詰まったとき、自分の「いいね」履歴は、あなたの言語化できていなかった興味や価値観を客観的に示してくれるかもしれません。
  • 分析対象との共通項を探る
    あなたが分析したいインフルエンサーや企業が発信したポストの中で、あなた自身が「いいね」したものをリストアップしてみましょう。その共通点を探ることで、「なぜ自分はこのアカウントに惹かれるのか」という理由が明確になり、より深いレベルでの企業研究やインフルエンサー分析につながります。

ポストへの「リプライ」や「引用」に注目する

分析対象のユーザーそのものだけでなく、そのユーザーのポストに寄せられる周囲の反応にも注目してみましょう。

特に、「いいね」よりも熱量の高いエンゲージメントであるリプライ(返信)や引用には、貴重な情報が眠っています。

  • ファンの「生の声」を聴く
    企業やインフルエンサーのポストにどんなリプライがついているかを見てみましょう。そこには、製品やサービスに対する賞賛、改善の要望、具体的な利用シーンの報告など、マーケティング担当者が喉から手が出るほど欲しい「顧客の生の声」が溢れています。
  • コミュニティの温度感を測る
    どのような意見にポジティブなリプライや引用が集まり、逆にどのような意見が批判されているか。その力学を観察することで、そのアカウントを中心としたコミュニティの価値観や「空気感」を理解できます。これは、あなたがそのコミュニティ(例えば、入社後の企業)にフィットするかどうかを考える上での判断材料にもなり得ます。

これらの代替アプローチは、「いいね」を数えるだけの表層的な分析よりも、手間と時間がかかるかもしれません。

しかし、その分、得られる情報の質と深みは格段に向上します。

ぜひ、あなた自身の分析にこれらの視点を取り入れてみてください。

「いいね」分析の代替アプローチ比較表

スクロールできます
分析手法わかることメリットデメリット
ポスト内容分析興味の核、専門性、価値観分析対象の思考を最も直接的に理解できるポストの頻度が低いとデータ不足になる
フォロー分析情報収集の源泉、影響元興味の方向性や人的ネットワークがわかるアカウントが非公開だと閲覧できない
リプライ/引用分析周囲からの評価、コミュニティの反応熱量の高い「生の声」や意見が見れる全ての反応を追うのが大変なことがある

Xの「いいね」に関するよくある質問(FAQ)

ここまで、Xの「いいね」に関する仕様変更の内容や代替アプローチについて詳しく解説してきましたが、まだ細かい疑問が残っている方もいるかもしれません。

このセクションでは、多くの方が抱きがちな質問とその回答をQ&A形式で簡潔にまとめました。

昔の自分の「いいね」を遡って見ることはできますか?

はい、できます。H2-2で解説したPCまたはスマートフォンのブラウザ版Xにアクセスし、「いいね」タブを開いてページを下にスクロールしていくことで、過去に「いいね」したポストを遡って閲覧することが可能です。

ただし、注意点として、「いいね」の件数が非常に多いアカウント場合、過去のポストをすべて表示するまでにかなりの時間がかかることがあります。

また、現状では「いいね」タブの中に特定のキーワードで検索する機能はないため、特定の古い「いいね」を探したい場合は、根気よくスクロールする必要があります。

自分のポストについた「いいね」は誰がしたか見れますか?

はい、これは仕様変更後も全く変わらず見ることができます。

あなたのポストの下に表示されているハートマークの横の数字(ポストのエンゲージメントの一部です)をクリックまたはタップしてください。

すると、そのポストに「いいね」をしてくれたユーザーのアカウント一覧が表示されます。

これは、あなたのアカウントが公開設定である限り、あなた自身だけでなく、他のすべてのユーザーも見ることができます。

自分の「いいね」を非表示にすることはできますか?

この質問は、2つの意味に捉えられますが、どちらのケースも回答は「できません」です。

  • ケース1:自分の「いいね」履歴を自分自身からも見えなくしたい
    これはできません。あなた自身が自分の「いいね」履歴閲覧する機能は、Xの基本機能として提供されています。
  • ケース2:自分のポストについた「いいね」一覧を他人から見えなくしたい
    これもできません。あるポストに誰が「いいね」したかの情報は、そのポストの公開範囲に準じて公開されるのがXの仕様です。

今回の仕様変更は、あくまで「他人のプロフィールページから、その人の『いいね』一覧を辿れなくする」というものであり、個々のポストにおける「いいね」の可視性を変更するものではない、と理解してください。

今後、また他人の「いいね」が見れるようになる可能性はありますか?

個人的な見解としては、その可能性は極めて低いと考えています。

今回の変更は、単なる機能の追加や削除ではなく、世界の大きな潮流である「ユーザーのプライバシー保護」という明確な思想に基づいています。

一度この方向に舵を切った以上、それを覆して再び他人のプライベートな興味関心を公開する仕様に戻すとは考えにくいです。

もちろん、プラットフォームの仕様は絶対的なものではありませんが、この件に関しては過度な期待はせず、現状の仕様を前提として情報収集や分析の方法を組み立てていくのが賢明です。

最新の情報については、常にXの公式ブログやヘルプセンターのアナウンスを注視するようにしましょう。

まとめ:Xの仕様を正しく理解し、安全な情報収集を

今回は、X(旧Twitter)の「いいね」機能に関する最新の仕様について、他人の「いいね」が見れなくなった理由から、自分の「いいね」の確認方法、そして外部ツール危険性まで、網羅的に解説してきました。

情報が溢れる現代において、SNSから有益なインサイトを得るスキルはますます重要になっています。

しかし、その過程で最も優先すべきは、あなた自身のアカウントの安全性と、プラットフォームのルールを遵守する誠実な姿勢です。

最後に、この記事の要点をチェックリストとしてまとめました。

今後のあなたの安全なXライフにお役立てください。

「Xのいいね」に関する最終チェックリスト

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チェック項目できる?覚えておくべきこと
他人の「いいね」一覧を見るプライバシー保護のため、2024年6月に非公開に。
自分の「いいね」一覧を見るPCまたはスマホのブラウザ版Xからのみ可能。
自分のポストについた「いいね」を見る今まで通り、誰が「いいね」したかを確認可能。
外部ツールで他人の「いいね」を見るアカウント凍結や乗っ取りなど、危険性が非常に高い。

インフルエンサーや企業の動向を分析したいあなたの目的は、非常に価値のあるものです。

しかし、「いいね」という一つの指標が見えなくなった今、ポストの内容アカウント間の関係性といった、より本質的な情報に目を向ける良い機会と言えます。

本記事で解説した安全な方法と代替アプローチを活用し、あなたの研究や就職活動を成功に導いてください。

【参考文献】

X(旧Twitter)で他人の「いいね」は見れる?見えなくなった理由とiPhoneでの確認方法、安全なツールを徹底解説

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